芝生のお手入れ
芝生のお手入れ年間スケジュール
※コウライシバの基本的な年間スケジュールです。
育成される地域や品種によって多少異なることがあります。
詳しくはお近くのエリアキーパーまでお問い合わせください。
芝刈り
日本芝は5〜10月、西洋芝は3〜11月の間に、月に1〜3回、成長具合に応じて刈り込みます。頻繁に刈り込むことによって芝に刺激を与え、密な芝生にしていきます。
刈り込みの高さは3cm程度がよいでしょう。刈り込みをせず、放置していると、どんどん背が高くなっていきます。茎の部分も伸びてきて、その茎を刈ってしまう(軸刈り)と枯れてしまうことがあるので、伸びすぎた芝を刈るときは、徐々に時間をかけて低くしていくようにしましょう。
水やり
コウライシバなどの日本芝の水やりは、乾燥に強いので夏に晴天が続いて乾燥がひどいときくらいで大丈夫です。葉が丸まってきたら、たっぷり水をやりましょう。西洋芝は乾燥に弱いので、雨が降らなければ、夏は毎日でも水やりが必要です。
植えたばかりは、季節にもよりますが、約2週間くらいは芝生を乾燥させないように、散水を行ってください。あげるときは、しっかりと水を与えてください。夏場に施工された際は、2週間ほど毎朝夕、涼しい時間帯の散水を心がけます。また、根付くまでの間は、なるべく芝生の上を歩かないようにしましょう。
堆肥
日本芝の場合、4〜8月に月1回の施肥を行います。西洋芝の場合、3〜6月と9〜12月に月1回行います。化成肥料(N-P-K=10-10-10)であれば、1回につき1m2あたり20〜30g程度散布します。撒くときにムラができないように、少量ずつ均一に撒くのがポイントです。肥料が多すぎると育ちすぎて芝刈りが大変になりますので、適度に均一になるようにしましょう。
病害虫対策
一度病害虫が発生すると大発生する危険があるので、日頃から注意を払っておくことが大切です。予防として刈り込み、施肥などの日常的な管理に加え、エアレーション(穴あけ)や枯草を取り除く作業(サッチかき)をします。
目土入れ
目土の目的は、主に表面に露出した茎の保護と根の生育範囲の拡大、芝生の凹凸の補正などです。行う際は、枯葉をレーキでかいて取り除き、エアレーションを同時にすると効果的です。市販のものが、病害虫の心配もなく安心して使えます。
エアレーション
通気性や透水性を改善するために定期的に芝生に穴あけを行います。ローンスパイクなどを使って直径1cm深さ5〜10cmの穴を5〜10cm間隔であけます。よく踏むところを重点的に行います。穴をあけたら目土を入れて養生しましょう。