2014年02月08日(土)

菜園ガーデン

近年、世界的な家庭菜園のブームが続いております。ガーデンで特に大事にされているのがライフスタイルです。電気仕掛けの省エネや自動化や工業品質的な考えの家を追求されるかたわら、本来住み手にとって大事なのは、幸せ感、暮らし感、ゆとりや安らぎ、そして季節や自然との共生などが大事ではないかと思います。「暮らしのストーリー」が大事なのです。

アメリカでは激しい住宅競争の中、めざすは生活の質や環境や本物を求めているようです。中国から大量に輸入されたコピーまがいの中国ガーデニング製品の売場は閑散としていますが、ヨーロッパの有名なガーデンセンターは高い価格にもかかわらず、お客様でとても賑わっています。何よりもお客様の滞在時間が長く、商品というよりもガーデンのライフスタイルという目線で見ているということがわかります。

日本の園芸売場の主役は、圧倒的に家庭菜園でした。暮らしの中での家庭菜園。主役は夏の暑さに強いゴーヤやつるもの、きゅうり、トマト、なすび、庭は満ち溢れるように菜園に変わります。広さのあるところでは中庭を使った菜園、限られたスペースでも建物や塀に沿った細いボーダーガーデンやステップの間や隙間に植えられたアプローチ菜園、寄せ植え感覚で楽しみながら食べられるコンテナ菜園など、さまざまなスタイルがあります。玄関でもポット菜園でお隣さんとのコミュニケーションになります。エントランスから、プライベートガーデン、そしてテラスやポーチの下まであらゆるところに展開できます。最近では、「レイズドベッド」と呼ばれる植物を植え込む仕切りを木枠や色んなもので仕切った、中に防根シートを入れ、排水も考え、家庭菜園のミニ畑を作るのが流行っています。

このような中で一番大事なのは、この家庭菜園スタイルの基礎です。家庭菜園の暮らしの基礎は、良い土、排水、日当たり、そして屋内の暮らしとの生活の動線です。気が付いたら、外構はセメントばかりになってしまっていたり、ガーデンのリビングなんて動線を無視をしたレイアウト。すべての基本を設計するのはプロの業者です。今までのように工業的な価値が統べてかのような時代ではなく、個人の生活価値、幸せの価値、自然と共生、会話やコミュニチィーなど、文化型な庭暮らしへの大きな変化が世界中に広がり始めています。